クラシックギターに限らず、ギター系統の楽器にはタブラチュア譜面という、数字で表した音符があります。タブラチュア譜面を略してタブ譜面と言い、大抵の教則本や楽譜ではタブ譜面も使用されています。タブ譜面の英語表記もよく見られ、それはTABと表されます。
弦とフレット
弦の見方
上記はヘッドを左側にして、寝かせた状態のクラシックギターの画像です。一番下が6弦で、そこから順番に5・4・3・2弦と続き、一番上が1弦となります。実際にギターを弾く体勢になると6弦が一番上に来るので、まだギターを持っていない人には少しややこしいかと思います。
フレットの数え方
弦とクロスするように交わり、指板に埋まっているのがフレットです。フレットの数え方ですが、左から0フレット・1フレット・2フレット・3フレットと続いていきます。0フレットにあるのは正確にはナットという部品ですが、数える時は0フレットと言います。
タブ譜面は弦とフレットから
先ずは弦とフレットの見方・数え方について説明しました。これら両方はタブ譜面の読み方と直結してくるので、必ず理解できるようになっておきましょう。
タブ譜は数字
タブ譜の横線は弦
TAB譜には6本の横線がありますが、これはギターの弦を表しており、一番下が6弦で一番上が1弦です。先ほども説明したように、ギターのヘッドを左側にして寝かせた状態と同じ見方です。
数字はフレット
それぞれの弦の上に数字が表記されていますが、これは何フレットかを指示するものです。ギター指板の画像でも、①~④を確認していきましょう。
○弦○フレット
①は5弦3フレット、②は4弦2フレット、③は4弦5フレット、④は3弦4フレットとなります。このように弦とフレットを組み合わせて、○弦○フレットという言い方をします。
開放弦と指板図
開放弦の0フレット
今度は違う小節のタブ譜をですが、⑥と⑧のタブ譜には0とあります。これは0フレットの事で、フレットを押さえないで弾くことを意味します。そして、この0フレットの事を開放弦(かいほうげん)、とも言うので覚えておきましょう。
開放弦は6本
ギターの弦は全部で6本あるので、開放弦も6本ある事になります。開放弦だけでいうと、6弦の開放弦の音が最も低く、1弦の開放弦の音が最も高くなります。
○弦の開放
⑤は2弦1フレット、⑥は1弦0フレット、⑦は1弦3フレット、⑧は6弦0フレットです。また、⑥は1弦の開放、⑧は6弦の開放という言い方もされます。
ギター指板の絵図
ギター指板は上記のような絵図を使って、表される事もよくあります。それでも考え方は同じで、●なら6弦0フレット、●は4弦6フレット、●は3弦12フレット、●は1弦18フレットといった具合です。
フレットの間隔
ギターのフレットとフレットの間隔は、右側の高音域へ進むにつれ狭くなっています。しかし、上記のように絵図になった指板は、フレットが等間隔の場合が多いかと思います。
- 弦とフレットの見方・数え方はタブ譜面に直結する。
- TAB譜は数字で表される。
- 0フレットは開放弦とも言われる。